帝王切開が怖い!お医者さんや助産師さん、先輩妊婦さんの言葉に救われたこと

子宮筋腫の腹腔鏡手術を受けた時は全身麻酔で、意識を失って、気がついたら全てが終わっていました。
なので、手術室に入るまでが怖くて、意外とあっけなかったというのが正直なところ。
術後の発熱の方が痛みよりもつらかった記憶しかないです。

この子宮筋腫の手術を受けた際、医師からは「出産は帝王切開になりますね」と言われていたものの、
「お腹を切るんだな」くらいの貧しい認識で、実際どういうものなのかは深く考えていませんでした。

出産が近づくにつれて「帝王切開」が、初めて現実味を帯びてきたときの怖さたるや。
部分麻酔で意識があるままお腹を切るということを知り、頭の中はそのことでいっぱいでした。

帝王切開怖い・・・((((;゚Д゚)))))))

調べれば調べるほど・・・

  • 帝王切開はどんな流れで進むのか
  • 手術の時間はどれくらいかかるのか
  • 術後の痛みや発熱はどんなものなのか

そんな疑問が増えていき、怖さも増していくばかり。

この記事では、そんな私が帝王切開を前に感じたリアルな気持ちと、
不安を和らげてくれた医師や助産師さんの言葉、体験談をまとめています。

まず、全身麻酔ではなく部分麻酔なので、
意識がある中、お腹を切る。

「ホラーやん!!そういうのあるやん!!!」

そして、赤ちゃんが無事に取り出されて、
お腹が縫合されていく中も意識がある。
子宮とお腹と2往復・・・?

「な、何分縫い続けられるんですか???」

そんな恐怖で一気に不安になってしまいました。
抱え込むのはいけないと思い、まずは旦那さんに心境を吐露。

旦那さんは予想通り

旦那さんは流血沙汰が本当にダメで、
血を見ると気分が悪くなるタイプの人。

帝王切開の認識も私とどっこいどっこいで、
意識があるのにお腹を切るという話にはショックを受けておられました。

こういうタイミングにならないと、
帝王切開がどういうものなのか知る機会がないものなんですね。

寄り添ってくれる旦那さんには感謝ですが、
こういう時は2人して怖がってしまって、残念ながら気が晴れないですね。

お医者さんはたぶんキャラクター次第

出産予定の病院は総合病院なのでお医者さんの人数も多く、
診察してくれるお医者さん(担当医)と、
手術の説明をしてくれるお医者さんとで異なりました。

前者は私より少し年上くらいの女医さん。
後者は私より年下の若めの男の先生。

手術説明時に「手術怖い!」と正直に伝えたところ、
「怖いですよね。どういうところに不安を感じますか?」と
自分の恐怖を具体化させるところに話を持っていってくれたので、
ちょびっとだけ安心材料を手にできたように思います。(気のせい?)

まず、聞いてみたのが手術の時間。

これは妊婦さんの状況によって、20分くらいで終わる場合もあれば、
1時間半ほどかかる場合もあるとのこと。

1時間半もお腹開いた状態なの!?((((;゚Д゚)))))))
とビックリはしましたが、
私のように手術歴が合った場合、
他の臓器と癒着がある可能性もあるので、その場合はどうしても時間がかかる、と。
これはお腹を開いてみないと分からないですよね。

次に、子宮筋腫の手術でつらかった発熱について。

手術をすると発熱が起こるもの・・・と思って憂鬱になっていたのですが、
いつも起こるというものではないんですね。

発熱が起こるケースとして考えられるのが、
麻酔との相性が良くない場合と感染症があげられるそう。

感染症はどうしようもないですが、
麻酔との相性で以前発熱していた場合、
今回は麻酔の種類が違うので大丈夫かもしれない。
これが唯一の希望になりそうです。

お腹を切るのも怖いけど、術後の発熱も恐怖に感じていたようで、
それが認識できただけでも良かったのかも・・・?

女医さんにも今度話してみよう。
(たぶんあの先生にはあっけらかんと返される気がする。。。)

年配の助産師さんはとにかく親身だったけど・・・

私の病院の助産師さんは年配で優しい方が多く、
包み込んでくれるような温かさにはホッとします。

「お腹を切るんだし、初めてのことだから怖くて当然です!」
「初めての人はみんな怖いって思ってますよ。どう伝えたら安心してもらえるのか毎回悩みます。」

助産師さんにはそう言われ、
気張らず怖がって良いもんなんだな・・・と少し納得。

手術の際は、頭の方に麻酔科の先生と看護師さんがいて、
気を紛らわせるためにも話しかけてくれるそうですが、
自分がそれどころな状況なのか、それどころじゃない状況なのか・・・。
当日になってみないと分からないのは変わらずですね。

先輩妊婦さんたちの色々

帝王切開が珍しくないとは言え、
私の周りの先輩妊婦さんたちは自然分娩がほとんど。
初産でもスルッと生まれた・・・という話をよく聞きました。

そんな先輩の1人。
本人は安産だったものの、入院時に同室だった妊婦さんが、
3日間陣痛に耐えたものの生まれず・・・結局帝王切開で出産されたとのこと。

後から来た妊婦さんを何人も見送り、自分はひたすら痛みに耐える。

比べるところではないかもしれないけれど、
1時間半手術に耐える方がマシかもしれない!と、
恐怖のやり場を見つけられたような気がしたのが、このお話を聞いた時でした。

痛みの記憶は消えていく・・・?

私も旦那さんも実は帝王切開で生まれており
両方の母ズにも話を聞いてみたのですが、

うちの母:
「もう30年以上も前のことやしあんまり覚えてへんわ・・・。前日はラジオウォーク行っててん。(そのせいか1ヶ月近い早産で超未熟児で生まれた私。)」

旦那さんの母:
「傷口塞ぐのにホッチキスみたいなん使って。それが最先端やってお医者さん言ってたなー。」

と、特に「痛い」「怖い」の記憶はないみたいなんですよね。
それ以外の記憶の方が鮮明なようで。
母は強しというからそういうことなのか、実際は取るに足らないことなのか・・・。

色んな人に話を聞いてもらって、実体験も聞いてみて、
完全に恐怖を払拭できた訳ではないけれど、
心づもりは数ミリはできたと思うので深呼吸して臨みたいと思います。

どなたさまかのご参考になれば。