2年目突入。私がフリーランスのデザイナーになった理由

私は、2019年春に4年間正社員で勤めた会社を退職し、
フリーランスのWEBデザイナー(個人事業主)になりました。

2年目を迎えた今、確定申告も終わってホッとしたところで、
この1年が実際どんなものだったのか、
なぜフリーランスになったのかをお話したいと思います。

1年を振り返ると、ただただ怒涛

フリーランスの仕事だけでは不安だ・・・との思いから、
しばらくは企業常駐の業務委託という形で、
安定的な収入を確保することに決めていました。

規模の大きい会社に行ってしまったために、
環境に慣れるのにはやや時間がかかりましたが、
人に恵まれて割と穏やかにやってこれたと思っています。

はじめは週5常駐でしたが、週4、週3と減らしていき、
個人で受ける仕事のボリュームを増やしていき、
なんとかバランスが取れるようになったところで・・・

第一子の妊娠発覚!!!

つわりが中々酷く通勤がだいぶ辛くなってしまったため、
業務委託のお仕事はしばらくお休みをいただき、
安静に過ごす日々を送ったところで2019年が終了。

そもそも、仕事よりもプライベートに重きを置いた生活に変えたい・・・
との思いから、以前勤めていた会社を辞めて
フリーランスになる決意を固めたところがあったので、
仕事をセーブすることに対する迷いや葛藤もありませんでした。
ビックリはしましたが、素直に嬉しかったです。

フリーランス活動をミニマムに始めたことがきっかけ

個人事業主としてスタートを切るまで勤めていた会社は、副業OK。
むしろ積極的に推奨しているような企業でした。
私もできる範囲で副業にチャレンジし、その経験が今に繋がっています。

社内では異業種にチャレンジする人も多かったですが、
私は本業と同じくWEBデザインの仕事をメインに活動。

ありがたいことではありますが、
帰宅後・休日も仕事に忙殺されてしまう日々・・・
はじめは「色んな経験を積んでいくんだ!」と前向きでしたが、
次第に心身ともに辛くなってしまいました。

働いた分、経験は積めるしお金も稼げるけれども自由な時間はない。
疲労困憊で迎える寸暇は、ただただ休息に当てるのみ。

30代も半ばを迎え、本当にこれで良いのか・・・
そんな風に自問自答することが増えました。

「ライフワークバランス」という観点から私の生活を見ると、
明らかに仕事に偏ってしまっているのではないか。
私が今充実させるべきは、プライベートの方ではないのか。
そんな結論に徐々にたどり着いたのでした。

不安は色々あったものの・・・

思い立てば行動は早かったのですが、
デザイナーの数が圧倒的に少ない会社だったので、
退職の意思表示は、直前ではなく半年ほど前に伝えました。

「離れる!」と腹をくくると一気に心が楽になりましたが、
新しい道を行こうとする自分には新たな不安が勃発。

それまでは、面倒な手続き関係は全部会社がやってくれていたので、
あまり意識することのなかった、健康保険国民年金などなど。
よくよく分かっていないものを一手に担わなくてはいけない・・・
組織に守られていたんだな、とつくづく感じたものです。

実際のところ、人に聞きまくったり、調べるなりで知識を身につけてみると、
会社勤めであろうと知っておいた方が良いことばかりで、
いかに無関心でいたかを思い知らされました。
もったいないことをしていたんだなぁ・・・とつくづく。

1年を振り返ってみると、
プライベートの充実と新たな知識を得る機会に多分に恵まれて、
自分が1UP・・・2UPぐらいしたような感触がありました。
なので、個人事業主になったことは今のところ正解と言えそうです。

どなたかの参考になれば・・・。