お盆で帰省した際、2024年秋にオープンした「ニンテンドーミュージアム」へ行ってきました。
任天堂の歴史を知れたり、子どもの頃に遊んだゲームと再会できたり、体験できたり、ものづくりができたり…と、大人も子どもも親子揃って楽しめる場所でした。
この記事では、当日までの流れや展示の内容、混雑具合やショップの様子など、実際に訪れて感じたことをまとめます。
まずは予約!予約と入場までの流れ
ニンテンドーミュージアムは「完全予約制」です。当日券の発売はありませんので、事前にチケットを確保する必要があります。
詳しい方法はこちらの記事にまとめましたので、ご参考まで。

チケットを購入するとQRコード入りのチケットが発行され、当日は入り口でコードをかざすと入場でき、スタッフから入館証がもらえます。

私はマリオにしましたが、Mii(みー)に変更することも可能です。記念になりますね!
アクセス方法と注意点
最寄駅と周辺の環境
ニンテンドーミュージアム(京都府宇治市)は、京都駅に近い本社や開発拠点付近にあるのかと思いきや、最寄駅は「小倉(おぐら)」になります。京都駅よりも南の方に位置します。
近鉄京都線「小倉駅」とJR奈良線「JR小倉駅」の2駅からアクセス可能ですが、近鉄からの方が近いです。
ベビーカー利用時はルートを確認!
ミュージアムまでは平坦な道ですが、京都駅方向に向かう電車からの場合は、線路下の階段を通るルートが最短になります。
ベビーカー利用の方は、少し遠回りになりますが、階段を迂回するルートもあります。ただ、そこまで段数の多い階段でもないので、パパさんがご一緒の場合は、階段を通る方が楽だと思います。
私は酷暑日に行ったので、余計に階段推奨ですが、安全第一で向かいましょう。
車や自転車での来訪は可能?駐車場の有無は?
ミュージアムには駐車場や駐輪場はありません。「タクシー・自家用車・バイク・自転車でのご来館は固くお断りいたします。」と公式サイトに記載もあるので、公共交通機関(電車やバス)を利用しましょう。
入場前のQRチケットチェックと身分証提示
駅から向かうと、交差点があるのでそこの信号待ちがなければ、徒歩5分もかからずスムーズに行けると思います。交差点にさしかかる頃には、建物の一部が見えてきます。

正門にはガードマンさんが2人。気持ち良く挨拶してくださいました。
荷物の大きい方にはロッカーの準備もあります。ゲームボーイのソフトの形をした扉…いきなりワクワクします。いくつか、ゲームタイトルのイラスト入りのものもあったので探してみるのも楽しそうです。

入場ゲートの手前では、QRチケットと身分証明書のチェックがあります。QRチケットは、スクリーンショットを撮っておくと慌てずに済みます。
身分証明書として利用できるのは、
- マイナンバーカード
- 運転免許証(運転履歴証明書含む)
- パスポート
- 在留カード
- 障害者手帳またはミライロID
など、いずれか1点です。忘れずに持参しましょう!
私の子どもは、チケットが発行されない幼児(未就学児)ですが、ここのチェックで少し慌ててしまったので、未就学児を含む未成年のお子さまが同伴される場合は要注意です。

入場ゲートを抜けると早速ワクワクが止まらない!
入場ゲートで入館証を受け取り、先に進んでいくと早速フォトスポットがお目見え!

ドカンから出てきてジャンプするマリオのポーズで撮影できます。
撮影スタッフの方がいるので、家族写真を撮ってもらえました!
そこから左手に進み、メインの建物である第1展示棟に入ると、今度はキノピオたちがお出迎え。こちらにもスタッフの方がいるので、記念にまた写真撮影!

このキノピオたちは、近づくとそれぞれしゃべり出す(歌い始める?)ので、何を言っているのか耳をすませてみるのも楽しいです。これには子どもも大喜び!
こちらを背に、正面にはミュージアムショップ、左手にはインフォメーションが見えます。

ワークショップを希望する場合は、インフォメーションでスケジュール確認や予約ができます。
我が家は、「ちょっと、花札をつくろう」を申し込んでみました。
館内の展示 | 歴代ハードやソフトの数々
第1展示棟は2階建てで、まずは2階に上がります。
その手前で一度待機するのですが、待っている間も退屈しません。
任天堂のゲームキャラクターたちがずらっと並ぶ壁面を眺められます。

子どもはピクミンが大好きなので、「あそこにいる!ここにもいる!!」と大興奮。
5分ほど待って、ゲートを通り、エスカレーターで2階へ上がりました。
2階に広がっていた光景は…まさに任天堂の歴史そのもの。
花札からSwitchに至るまで、世に送り出されてきたゲームの数々。
残念ながらこのフロアは撮影NG。唯一、Switch 2 の展示だけ撮影OK…というのが面白かったです。
夫さんは、このフロアのことを「おじさんホイホイ」と呼んでいましたが、ゲーム好きな会社の同僚や社長は、間違いなく1日居座るだろうな…と感じるほど圧巻のラインナップでした。
「ピクミン」や「どうぶつの森」など、息子氏にも分かる展示もちらほらありましたが、知らないものの方が多くて、飽きるのは早かったです笑
懐かしのゲームタイトルを眺めてノスタルジーに浸れる…という意味合いではやはり「おじさんホイホイ」色が強めかもしれませんが、小学生以上でゲーム好きなお子さんなら、十分楽しめるんじゃないかと思います。
体験コーナー その1 | 懐かしさと新しさに出会える場所
体験コーナーは、入館証にあらかじめ付与されている「コイン」を消費して遊びます。
1人につき10コイン。追加でコインを購入することはできません。展示によって消費コイン数が異なるので、計画性が必要です。
事前に「こんなのがあるよ〜」と画像を見せて、息子氏が「やりたい!」と言っていたのがビッグコントローラー。まずはそこに向かいました。
ファミコン、スーパーファミコン、Wii…など、巨大化したコントローラーが並び、2人で協力して操作します。
マリオカートをやりたかった息子氏は迷わずスーパーファミコンの列へ。
前に並んでいる人のプレイをじっくり眺めてイメージトレーニングです。

夫さんが十字キー、息子氏がアクセル、私がRボタンでジャンプ。
前に並んでいたお兄さんたちは、アクセルとRボタンを兼任していましたが、とにかく大きいので息子氏には難しく、私もサポートです。

ここでは、プレイ中の写真を自動で撮影してくれる仕組みがあり、後でマイページから確認できるようになります。これも嬉しい。
ワークショップの時間が近づいてきたので、体験コーナーは一旦切り上げて、第3展示棟へ向かいます。その道すがら、ピカチュウのマンホール「ポケふた」を発見!息子氏よりも夫さんのテンションが上がっていました笑

任天堂の原点、「花札」をちょっとつくってみた
ワークショップの会場は、第3展示棟の2階。到着すると、すでに行列ができていました。
待っている間にも飽きない仕掛けがあり、その一つ、ピクミンが花札を運んでいる…。これには親子ともども夢中でした。このピクミンが欲しかったんですけど、これは非売品とのことでした (残念) 。

花札の柄は好きなものを選べます。息子氏は「10月紅葉 (鹿)」をチョイス。
色は見本と同じ色に塗るも良し、自由に塗るも良し!
濃い色はかなり薄く塗らないと真っ黒になってしまうので注意が必要です。

濃い色が強く出てしまいましたが、息子氏、なかなかキレイに塗れたのではないでしょうか。
この後は台紙から4枚の花札を切り離して黒い用紙に貼り、四隅をくるむ工程。さすがに息子氏には難しかったので、私の出番です。
細かい作業なので、のりがはみ出てしまったりしましたが、なんとか完成!


所要時間は、ここまでで1時間ほどでした。お借りしたものを片付けて退出します。
体験コーナー その2 | 思わずテンションが上がってしまったもの
再び第1展示棟の体験コーナーへ。
再入場の場合は、ゲート前の待機ゾーンで並ぶことなくサクサク入場できます。
息子氏に「次はどこに行きたい?」と尋ねると、「ビッグコントローラー!」と言うので、展示ゾーンは素通りして再び1階へ。今度は、スーパーファミコンの隣にあったWiiに挑戦してみたいようです。

バランスをとってボールを穴に入れるのですが、二人でやると余計に難しい…。
「あっち!こっち!!」と夫さんとワーキャー言いながら楽しんでました。
こちらもプレイ中の写真を自動で撮影してくれたので、後でマイページから確認できました。
次に向かったのが、「ザッパー&スコープSP」。
消費コインは、展示の中で一番多い4枚!!!展示全体をまんべんなく遊びたい場合は、よくよく検討が必要かもしれませんが、私はこれが一番楽しかったです。何回でもやりたい。
目の前の巨大なスクリーンに広がるマリオの世界。連射のしやすい『ザッパー』か、狙いをつけやすい『スーパースコープ』をお好みで選んで、クリボーやノコノコ、ワンワンなどの敵たちを狙って、得点を競います。
撃つとインクが飛び出して敵が倒れていく…。何だか「スプラトゥーン」の世界観が紛れ込んだような、そんなゲームです。要は撃ちまくってポイントを稼ぐ!
一度に13人が対戦可能なのですが、上位3名にはゴールド・シルバー・ブロンズの銃型のトロフィーが最後に画面上で贈られます。
我が家は、3名で参戦。私は『ザッパー』で挑戦し、息子氏のエリアを極力攻撃しないように反対側を撃ちまくる!!!
するとどうでしょう。ブロンズ銃に輝きました笑

この記録も、後からマイページで確認ができます。
「ザッパー&スコープSP」でコインを大きく減らしてしまったので、残りは私にとって超高難易度だった「ウルトラハンドSP(マジックハンドでモンスターボールを掴む)」と、息子氏が「やりたい!」と言った「ウルトラマシンSP(バッティングマシン)」で消化しました。
ここまでいろいろな体験をしてきましたが、待ち時間はほとんどなかったです。
唯一、「ザッパー&スコープSP」だけは10分ほど並びましたが、その程度。
やはり、
- 完全予約制
- 所持コインは1人10枚
という仕組みが、混雑回避に効いているんでしょうね。
「ニンテンドー」という名前を冠しているだけで”混雑”の香りしかしないですが笑、想像以上に快適に過ごせたと思います。
ミュージアムショップの様子と我が家のおみやげ事情

最後は夫さんお待ちかねのお土産物色タイム。ミュージアムショップ限定品が多く、オンラインや他のお店で見かけるようなものはほとんどありませんでした。
私は「(自称)経験と思い出を持ち帰る派」なので、自分用にモノのお土産を買うことはほとんどありません。収納が少ないのにモノが多い家なので、できるだけ増やしたくない。できることはコツコツと。
対して夫さん。欲しいものは全部買いたい。ただ、一緒に暮らすようになってから…
「置く場所あるかな?(しまったままにならない?)」
「似たようなもの持ってない?(そっちは処分するの?)」
と都度問い続けた結果、こういった場面で少しは踏みとどまるようになったようです笑
今回も「コントローラー型の巨大クッションが欲しい!」と言っていましたが、同じようなサイズ感の沖縄で買った ”オリオンビールの抱き枕” は処分するのか?と聞くと、渋々諦めました。
ちなみにこの巨大クッション、大きさもさることながらお値段もなかなかビッグ!なんと1万円を超えます。それでも持ち歩いている人は割と多く、なぜか全員男性でした笑
やっぱり刺さるかー。
他にも各ハードのロゴや本体の絵柄が入ったグッズが並んでいましたが、懐かしくは思えても心には刺さらず…。マグカップやステーショナリー、ステッカーも要らないしなぁ…と割高感ばかりを感じてしまいました。
結局私が買ったのは、オンラインでも購入できるピクミンの「せまる原生生物コレクション」。息子氏も欲しがるものはコレしかなかったので、ある意味助かりました笑
ショップでは購入制限があり1人2個まで。がしかし!My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)では10個まで買えるという…。なんだかなぁ。。。
「せまる原生生物コレクション」は、全6種。中身が何かは分かりません。
さてさて、何が出たかと言うと…
私が欲しいと思っていた、チャッピーとブタドックリをゲット!!当てましたよ㊗️
息子氏も欲しがっていた、チャッピーとヒナガラス!

運の良い親子でした笑
息子氏は、ピクミングミについてきたピクミンたちと生物を戦わせて毎日遊んでいます。
生物の細い足が、ポッキリいかないかだけが心配ですが…。
お土産も無事に購入できたところで、息子氏のスタミナも切れてきたので帰路につきました。
全体としてかなり楽しく、「また行きたい!」と思えるスポットでしたが、ミュージアムショップのラインナップや価格帯以上に残念に思ったのが…
トイレに全く遊び心がなかったこと。(そこ!?)
ワクワクするような遊び心のある仕掛けを勝手に期待していたのですが、扉を開けると普通の清潔なトイレでした。まぁ、それでいいんですけどね笑
これからニンテンドーミュージアムに行かれる方、予約されたい方の参考になれば幸いです。